ジムニーJA22 エアコンガス漏れ修理

シーイーエス富士電気の木川です。
暑くなったと思ったら雨で寒くなったりと不安定な気候ですが、弊社にもエアコン修理のお問い合わせが増えてまいりました。
本社のある富士吉田は涼しい地域なのでまだ余裕がありますが、大月営業所はキャパオーバーの日程も出てまいりました。カーエアコンの不具合は自然に直る事はほぼ無く、むしろ悪化はしやすい故障ですので、お早目にお問合せ頂けますと弊社としましても助かります。

ジムニー(JA22W)がエアコン修理で入庫されました。
「スタンドでガスチャージしたが、冷えが1週間持たない」との事です。
ゲージマニホールドを接続すると残圧ゼロ、ガス漏れしている様子。試しに圧縮空気を注入してみると…1時間ほどで抜けきってしまいます。重症です。
弊社の誇るガス漏れ検知器(製造終了品なので大事に使ってます)を使用しガス漏れ検査、反応が激しいコンプレッサのシャフトシール、アルミ製の高圧配管の真ん中あたりを点検…

試しにガス漏れ検知スプレーをかけると泡が出ています。このレベルの漏れですと長くは持ちません。
早速、部品を注文しようと問い合わせしますと「配管はメーカー製造終了」との事。
しかし修復可能な位置からのガス漏れでしたので、溶接で穴を塞ぎました。

この後、自己融着テープで防水処理した上でコルゲートチューブで保護しました

コンプレッサはまだリビルト品がありますのでそちらに交換。奥の油汚れで黒くなっているのがガス漏れしているコンプレッサです。

さらに室内のエバポレータ(冷える部分)が汚れて熱交換効率が悪くなっていますので洗浄…

ケースも含めてキレイになりました!
ついでに各所のOリングも古くなっている様子ですので、全て交換しました。
中には変形して長く持たない様子のOリングもあったので、交換して良かったです。

大気が入ってしまっているのでレシーバータンクも交換

もちろんバッチリ冷えます!さらにガス漏れ検知器で完成検査をして、修理完了となります。
出来ることは全て、手を尽くしました。しかし、エアコンシステム全体を新品に替えた訳ではないので、交換していない部品に関してはこれから故障する可能性は残ります。(26年経っているお車ですので…新車でも3年しか保証の無い製品です)
しかし、見逃しなく現在の漏れは修理出来、予見可能な場所も対策出来たので、再修理のリスクはかなり減らせていると思います。
カーエアコンの修理のご相談は弊社にお気軽にどうぞ!
「一生乗るので可能な限り手を尽くして」から「次の車検まで乗れたら良いので、なるべく安価で」まで、ご要望に可能な限りお応えするよう努めています。

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