シーイーエス富士電気の木川です。
暑い日が続き、クーラーが必須なこの頃ですが、車のクーラーも修理の繁忙期となっております。
重故障の場合、修理完了まで少々お待ちいただく事もあるかもしれませんが、確実に丁寧に、なるべく早く修理しますのでお早目のご相談をお願い致します。
日産エクストレイル(T31)がエアコンの修理で入庫されました。
エアコンのコンプレッサのマグネットクラッチが入らないので点検します。
エアコンの修理はガス漏れが多いのですが、電気的な制御の故障の可能性もありますので、しっかり診断します。
お客様からは、しばしば「エアコン効かないからガス入れて下さい」と言われますが(そしてガスの補充で一時的に直る場合も多いのですが)実際は沢山ある不具合原因のうちの1つだったりします。
「冷媒」と呼ばれる(常温1気圧では)気体がエアコンの中には封入されているのですが、風雨に曝されながら走る車では錆や腐食・振動などで製品の気密を保つ事が出来なくなると、ガス漏れする事となり、結果的に冷えなくなります。
…という訳で今回もガス漏れでした。
ガス漏れ検知器が激しく反応するので、点検しますと…
コンデンサとリキッドタンクの接続部、また目視は出来ませんが同レベルの激しいガス漏れが室内からも…。
残念ながら、気合入れて直す修理となってしまいました。
お客様にお見積りをして、修理のご依頼を頂いたのち、部品の交換・修理となります。
室内のガス漏れに関しては検知器が無いと見過ごしてしまい易い場所となりますが…これは絶対に直さないと駄目な部品でした。
ふと作業中に気付いたのですが、エアのダクトに亀裂が入っていますね…(こちらも経年劣化が原因と思われます)
ここから空気を吸ってしまうとエンジン警告灯が点灯してしまうので補修。こちらはサービスで。
万が一、取れてしまったら補修は厳しいので部品交換になります…間に合って良かった!
最後に冷媒ガスを定量入れて、試運転。からの再度ガス漏れ検査をします。
ガス漏れが激しい場合、修理後にさらに別の個所から漏れ始めてしまう可能性がありますので…
ガス漏れが全て直ったのを確認して納車となりました。
これで快適に通勤出来ますね。ご依頼ありがとうございました!