シーイーエス富士電気です。
H7年式 ミニキャブ ブラボー U44V が
「ポジション(スモール)灯のヒューズが切れる」との事で
修理工場様より入庫されました。
「関係有りそうな所は全て外してみたけれど切れ続ける」とのお話。
お車をお預かり致しまして、早速 点検開始です。
しかし調べていく途中で
ヒューズ切れが直ってしまいました…!
これはショック…
ヒューズ切れはショートなどの過電流により起こります。
しかし何かの拍子で直ってしまう(=正常な電流値に戻ってしまう)と
何かのキッカケで再現するまで、その点検は困難になります。
(配線の被覆が切れている、配線が焼けている、異常加熱している、
後付の部品の配線処理が不十分…など外見で判る場合もあります)
電装品屋さんはその点を重々承知しておりますので
私も慎重に点検を進めていたのですが…。
ここで諦める訳には、いかないので別の方法で探します。
不具合の原因を特定するのに
「不具合の起きる直前の整備・取付」
「不具合が起きてから変化した事」は
かなり重要です。
車両の制御で異常がないかと調べてみると…
1・シートベルトの警告灯が点灯しない
2・ATシフトの照明が点灯しない
…何か見えてきました!
シートベルトのバックル部分を調べると
シートベルトのスイッチ(警告灯の点灯/消灯を制御する線)と
シフトの照明のカプラが同形で
なんということでしょう、その2つが入れ替わっていました…。
念の為、バックル部分を分解してみますと
マイクロスイッチが焼けています。
この車のシートベルト警告灯の回路はトランジスタで制御
しているので、このスイッチに大きな電流が流れる事は
ありません。
診ている間にヒューズ切れが直ってしまったのも
このスイッチ(常時閉)が過電流で焼き切れ、オープンした
のが原因と思われます。
また、修理工場さんでは「関係ある所は全部外した」との事でしたが
通常関係が無いシートベルトのカプラは流石に外していなかったので
不具合が直らなかった…と。
という訳で原因は「近くにあるコネクタの挿し間違い」でした。
結果が判れば大した事が無いように思われるかもしれませんが
今までの事例や傾向的な不具合がある場合を除けば
数多の可能性から1つの原因まで絞り込むのは
やはり知識と論理的な思考です。
自動車電気のトラブルは電装品屋さんにご相談下さい。
—
趣味のラーメン話を。
弊社の富士吉田本社の近くにラーメン屋さんが出来た、
店主は麺屋武蔵で修行されたらしい…との噂を聞き
早速2回行ってきました(笑)
「麺処 寅路」
(小僧寿しの下のマドリードの下のテナント:ローカル情報)
ラーメンとつけ麺にそれぞれ金と黒があり
金は海老油・黒はマー油がかかっています。
つけ麺・黒
マー油(にんにく)の香りで食欲が…!
金は海老っぽさがあまり感じられなかったので
個人的には黒がお気に入りです。
まだ始まったばかりのお店なので
これからますます美味しくなる事を期待しております。
河口湖の明山さんといい、郡内にも
自分の好みのお店が増えてきて嬉しいです。