セルモーター・オルタネーターのリビルト品について

CES富士電気の木川です。
例年ですと、8/26の「吉田の火祭り」が来ると夏も終わり…といった富士五湖地方ですが、今年はまだまだ暑いようで弊社にもカーエアコンの修理が沢山入庫されている状況です。
そんな中、先日カーエアコン修理をさせて頂いたトラックの運転手さんからご連絡が。

トヨタ ダイナ(XZU304)が「エンジンかからない、セルモータが回らない」という不具合で入庫されました。
数日前より「時々かからない」症状があったところで、いよいよお電話頂いた時には動かなくなってしまったとの事。幸いにもお客様で押し掛けが出来る状況だった為、弊社に入庫していただきました。

セルモーターが時々動かない」「時々エンジンが掛からない」という症状の場合、段々と頻度が多くなり、最終的には始動が出来なくなってしまう恐れがあります。症状が出た際はお早めにご相談下さい。ご自宅・会社で不動になってしまった場合、出張作業が必要となり、修理完了までのお時間や修理費用が増えてしまいます。

早速点検しますと、セルモータの不具合と判明しました。走行20万キロ(セルモーター未交換)、これからも当分乗られるとの事でしたので高品質のリビルト品(2年または4万キロ保証付き)と交換、併せてスターターリレー(こちらも未交換)も予防交換致しました。あいにく該当のリビルト品は弊社に在庫ございませんでしたが、翌日には入荷、入荷日に修理完了となりました。

リビルト品(上)ご注文頂きました
同じく20万キロ使ったスターターリレーも交換
ブラシ摩耗(消耗部品の寿命)による不具合でした

「リビルト品(リンク品)」とは故障した製品を修理して、再び使用出来るように整備した製品の事です。新品を購入すると非常に高価になってしまう製品の場合、リビルト品を修理に使用します。(セルモーター/スターター・オルタネーター・コンプレッサなど)
リビルト品を作る場合、故障箇所の部品はもちろん、消耗品も交換するのですが、その交換部品の多さ(=原価)と価格は比例傾向にあります。つまり、品質の良いリビルト品はお値段も高く、お安いリビルト品は交換部品が少なかったり社外部品を使用して修理されている事が多いです。
危惧すべきは「品質の悪いリビルト品を高く購入してしまう事」と「必要最低限の整備すらしていない物や修理品質が良くないリビルト品を選んでしまう事」、「お車をこれから先いつ頃まで乗る計画か?を考えずに修理方針を決めてしまう事」だと思います。

弊社は創業60年の自動車電装品の専門店ですので、自社での修理はもちろん、多くのリビルトメーカーや商社とお取引があります。各社・各メーカーのリビルト品質(交換度合、純正・社外部品の使用具合、今までの交換後の経過)も把握している為、リビルト品も一種類だけでなく、品質や保証期間、納期、ご予算に合わせていくつかご提案が可能です。もちろん「おまかせで!」にも全力でお応えさせて頂きます。ぜひご相談ください。

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